このコンドライト隕石はNWA869隕石と分類され、2000年から2002年にかけて合計で2トン以上の石質隕石が北西アフリカの隕石ディーラーにより回収され、NWA869として販売されています。
この隕石ディーラーは、専門的知見に基づいて回収・分類を行わなかった為に色々な隕石が混じっており、SHIRA隕石博物館には、数千個のNWA869隕石を所蔵しておりますが、中には明らかに違う外観を呈しているものもあります。
将来、一つ一つを検査すればまた違った分類になる隕石も出てくるかも知れませんが、今は本物の隕石には違いないものの、色々な隕石が混じっているために、市場評価は低くなっていますが、隕石には違いはなく、隕石コレクション入門には最適な隕石だと言えます。